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冬にピッタリの大人の食育施策事例|寒い季節こそ“体験”で健康意識を高める

大人の食育コラム

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冬は一年の中でも、体調の変化や不調が表れやすい季節です。寒さによる冷え、免疫力の低下、食生活の偏りなどが重なり、集中力やパフォーマンスに影響を感じる人も少なくありません。こうした背景から、近年は企業においても「冬にこそ大人の食育に取り組む意義」が注目されています。本記事では、冬という季節特性を活かした大人の食育施策について、具体的な事例を交えながら整理します。

冬の時期に考える、大人の食育と食生活

冬は食生活が乱れやすい季節

冬は外出機会が減り、運動量が低下しやすい一方で、食事内容は炭水化物や脂質に偏りがちです。鍋料理や温かいメニューは増えるものの、野菜の種類や量が不足しやすく、結果として栄養バランスが崩れやすくなります。また、年末年始の生活リズムの乱れや朝食欠食も、冬特有の課題といえます。

冷えや免疫力低下が仕事に影響する

冷えは肩こりや頭痛、集中力低下の原因となり、免疫力の低下は体調不良や欠勤リスクを高めます。こうした不調は大きな病気として表れなくても、日々の業務パフォーマンスに影響します。冬は「不調を自覚しやすい季節」であるからこそ、食を通じた健康意識のきっかけづくりが有効なのです。

冬は従業員自身も何かしなきゃと考えている

従業員自身も「年末年始にちょっと食べすぎたな」「寒くて動いてないから健康づくりやらなきゃだよね」と、思っている人が多いのも事実。ここに健康づくり施策を落とすと、参加率も上がり、行動変容に移しやすいので、冬は絶好の施策シーズンと言えます。

冬の健康課題に悩む従業員
大人の食育に最適な
季節とは

冬に向いている「大人の食育施策」の考え方

知識よりも「体感」を重視する

冬の食育施策では、栄養知識を一方的に伝えるよりも、「温かさ」「旬」「体が変わる感覚」を体感できる内容が効果的です。食材に触れる、味わう、香りを感じるといった体験は、記憶に残りやすく、行動変容につながりやすい特徴があります。

冬の企画は、“食べ比べ”“選び方”で成立させると運用が安定します。例えば、柑橘(みかん・はっさく等)の食べ比べで「香り・酸味・甘味」を言語化し、間食やデザートの選び方に話を広げる。スムージー体験なら、野菜を足すだけでなく「たんぱく質(豆乳・ヨーグルト等)を合わせると腹持ちが良い」など、働く世代の実用に寄せた学びが作れます。バレンタイン時期は「甘いものとの付き合い方(量・頻度・代替案)」をテーマにすると、イベント感を保ちながら健康意識にもつながります。いずれも知識だけではなく「体感」することで、腹落ちの良いイベントになります。

季節行事×食文化で「記憶に残る体験」をつくる

冬は日本の伝統的な食文化や季節行事が豊富です。おせち料理、七草がゆ、節分、恵方巻といった行事食は、多くの人にとって馴染みがあり、自然に興味を引き出せます。こうした話題と食育を結びつけることで、「学び」ではなく「気づき」として受け取ってもらいやすくなります。

たとえば年始は「おせち」をテーマに、食材の意味(黒豆=まめに働く、昆布=よろこぶ等)をきっかけに、働く人が自分の食習慣を振り返る導入にできます。1月は「七草がゆ」を題材に、“疲れた胃腸を整える”“青菜を取り入れる”といった冬の食生活の整え方へつなげやすいのも利点です。2月は節分・恵方巻の話題が強く、豆や海苔、具材の選び方を入口に「野菜を足す」「塩分を控える」「噛む回数を増やす」など、具体的な行動に落とし込みやすくなります。

加工・流通を知る“見学型”で食の解像度を上げる

冬は農業体験などの屋外イベントよりも、加工工場や市場などの見学企画のほうが組みやすい季節です。産地から食卓までの流れ(加工・流通・品質管理)を知る体験は、単なる知識ではなく「食の背景を理解して選ぶ力」を育てます。可能であれば、見学後に管理栄養士など食の資格者が“学びを行動に変える”ためのレシピや買い物のコツを配布すると、体験が日常に接続されやすくなります。朝食欠食が課題になりやすい層には、朝ごはんの提供・配布(簡単な一品提案、常温で持ち帰れるメニュー等)を組み合わせると、冬の生活リズム改善にもつながります。

冬に実施されている大人の食育施策事例

事例① 冬野菜をテーマにした食育イベント

冬に旬を迎える大根、白菜、ほうれん草、キャベツ、生姜、根菜類などをテーマにした食育イベントは、企業でも取り入れやすい施策の一つです。

野菜の選び方や保存方法、調理の工夫を紹介しながら、実際に野菜に触れる体験を組み込むことで、「冬はこの野菜を意識しよう」という具体的な行動イメージにつながります。野菜の食べ比べや、同じ野菜でも産地や調理法による味の違いを体験する企画も有効です。

冬の食生活を見直す大人の食育の取り組み
旬の野菜を通じて健康意識を高める企業施策

事例② 免疫力や冷え対策(温活)を意識した企画

冬は体調管理への関心が高まる時期です。免疫力アップや冷え対策(温活)をテーマに、食事の組み立て方を考えるワークショップを実施する企業もあります。例えば、たくさん野菜の取り入れる方法として鍋を紹介したり、朝食の重要性などを具体例とともに紹介し、「自分の生活にどう取り入れるか」を考える時間を設けます。オンライン開催とすることで、拠点が分散している企業でも実施しやすくなります。

事例③ 日本の伝統食文化・季節行事と連動したワークショップ

冬ならではの施策として、日本の伝統食文化や季節行事と連動した食育企画も効果的です。おせち料理の意味や七草がゆの由来、節分や恵方巻に込められた食文化の背景を紹介することで、「行事食=特別なもの」から「日常の食を見直すきっかけ」へとつなげることができます。

また、味噌の仕込み体験やわら納豆の仕込みといった発酵文化に触れる企画は、食材がどのように加工され、食卓に届くのかを知る貴重な機会になります。さらに、バレンタインデーを切り口に「甘いものとの付き合い方」を考える企画など、行事と健康を結びつけた展開も可能です。

納豆など日本の伝統文化や行事を活かした大人の食育事例
七草がゆや節分など季節と食を結びつけた体験

事例④ オンラインを活用した冬の食育施策

寒い季節は移動の負担が大きいため、オンラインで実施できる食育施策も増えています。オンライン料理教室や簡単な調理デモ、食文化の解説など、画面越しでも参加しやすい内容にすることで、参加のハードルを下げられます。オンライン開催をする時は、調理の材料や野菜などの食材を、事前に従業員宅へ配送しておくことで、満足度も大きく上がり参加率がアップします。

冬の食育施策を成功させるポイント

健康を押し付けすぎず、知識より体験

「健康のために」「正しい食事を」と強調しすぎると、参加の心理的ハードルが上がります。冬の食育施策では、季節の楽しさや食文化の面白さを前面に出し、結果として健康につながる構成が望まれます。そして知識を伝えるだけのセミナーより、参加者主体の参加型の施策にすることが成功への大きな近道です。

日常につながる内容にする

一度きりのイベントで終わらせず、「明日から何を意識するか」が自然に浮かぶ内容にすることが重要です。旬の野菜を選ぶ、朝食を意識する、行事食の意味を知るといった小さな行動変化が、継続につながります。

冬の食育は次の季節への土台づくり

冬の体験は、その場限りのものではありません。冬に得た気づきは、春以降の食生活や健康行動の土台になります。季節に合わせた食育施策は、企業にとっても無理なく続けやすく、年間を通じた健康づくりの第一歩となります。

食への意識を高める大人の食育
寒い冬に実施しやすい企業向けオンライン施策

まとめ|冬だからこそできる大人の食育施策

冬は体調や食生活の課題が表れやすい季節である一方、食への関心が高まりやすい時期でもあります。日本の伝統食文化や季節行事を取り入れた大人の食育施策は、自然な形で健康意識を高め、行動変容のきっかけをつくります。冬だからこそできる食育の取り組みを、企業の施策として検討してみてはいかがでしょうか。

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